ペパーミントの特徴
このハーブの特徴は何といってもさわやかな香りです。種類が非常に多いですが、代表的なスペアミントとペパーミントについて解説します。
スペアミント
こちらのミントは爽やかですが甘さのある優しい香りが特徴で、例えるなら草原に吹くそよ風のような香りだと私は思います。
こちらはスペアミントと対照的にすっきりとしたキレのある爽やかな香りが特徴で、例えるなら初夏の一陣の風が吹くようなイメージの香りです。
ペパーミントの
歴史
歴史は古く、古代ギリシャ時代までさかのぼり、当時の使われ方は強壮剤や香辛料として利用されていました。
古代ローマ時代には風呂に入れて香りを楽しんだこともあったとか。
また、その香りは知識欲を刺激すると信じられていました。
主成分と作用
カルボン
スペアミントの主成分で、甘く爽やかな香りです。この成分には抗菌作用やお腹の張りを和らげる効果(緩下作用)など複数あり、風邪の初期症状や食べ過ぎ、飲み過ぎなどに効果が期待できます。
メントール
キリっとした香りで、食品のフレーバーや、モヒートというお酒の香りづけに利用されます。
主な作用は、痙攣を鎮めたり(鎮痙作用)、炎症を抑える働き(抗炎症作用)などが挙げられ、乗り物酔いなど軽減する効果も期待できます。
まとめ
- ペパーミントとスペアミントの違いは、葉っぱに含まれる成分。
- 食べ過ぎや飲み過ぎ、乗り物酔いなど気分をリフレッシュさせたいときにおすすめ。
参考文献
- ハーブのすべてが分かる辞典 ジャパンハーブソサエティー ナツメ社
- ハーブティー辞典 佐々木薫 池田書店
- ハーバリストのための薬用科学 アンドリュー・ペンゲリー フレグランス・ジャーナル社
- ハーブの歴史百科 キャロライン・ホームズ 原書房
- ハーブの歴史 ゲイリー・アレン 原書房
- ハーブと精油の基本事典 林真一郎 池田書店
- 英国流メディカルハーブ リエコ・大島・バークレー 説話社
著:白鴉マキト