今回は、美しい幾何学模様をしたしたハーブ、パッションフラワーについて解説します。
パッションフラワー 特徴
Passiforia
このハーブの特徴は、花びらに時計の針のような雄しべがついている、美しい姿が特徴です。
主成分はアルカロイド。つまり麻薬であるコカインやモルヒネの一種です。
ですがこのパッションフラワーは例外で、作用が穏やなため子供からお年寄りまで安全なハーブです。
そのため、別名「植物性の精神安定剤」と呼ばれます。
パッションフラワー 各種利用法
健康
交感神経の働きを正常にする働きがあるとされています。また、神経を鎮め、痛みを和らげるので、神経痛や筋肉痛などにも有効です。
薬効があるのは主に花で、このお茶を飲めば、神経を落ち着かせてくれます。味はあまりないので、お気に入りのハーブとブレンドしてみましょう。
栽培のポイント
排水性の良い砂地と日当たりのよい場所を好みます。
学名:Passiforia inncarenet
読み方:パッシフォリア・インカーネット
Passiforia
キリストの愛という意味で、見た目がイエス・キリストの被っていた冠に似ているためです。
inncarenet
化身という意味です。
あとがき
今回はパッションフラワーについて解説しました。
ハーブの中には医薬品の原料となるものがたくさんあり、中には中毒症状を引き起こすものや、最悪の場合死に至るものがあります。
そのため扱うときはしっかりとした知識を持ち、自身で扱う場合には細心の注意を。
それでもわからない場合はお医者さんや専門家に相談しましょう。
参考文献
- ハーブのすべてが分かる辞典 ジャパンハーブソサエティー ナツメ社
- ハーブティー辞典 佐々木薫 池田書店
- ハーバリストのための薬用科学 アンドリュー・ペンゲリー フレグランス・ジャーナル社
- ハーブの歴史百科 キャロライン・ホームズ 原書房
- ハーブの歴史 ゲイリー・アレン 原書房
- ハーブと精油の基本事典 林真一郎 池田書店
- 英国流メディカルハーブ リエコ・大島・バークレー 説話社
著:白鴉マキト