今回はお菓子作りに欠かせない、ラズベリーについて解説します。
目次
主な成分:ラズベリーケトン
果実に含まれる香り成分には、脂肪燃焼や老化防止の効果があるとされています。
特徴
高さ1.4メートルまで成長する、バラ科の植物で、赤い実は甘酸っぱく美味しいです。
各種利用法
料理
お菓子の飾りやソース、ケーキやタルトといった焼き菓子など、お菓子作りのマストハーブです。
健康
実に含まれる酸味の中にある渋みは、タンニンが含まれているためです。このタンニンには引き締める作用である収れん、お腹の調子を良くする緩下作用があります。
栽培
水はけの良い、酸性の土を好み、日光が大好きな植物です。また、非常に成長が早いため、小さな空間ならば、一つで大丈夫です。
歴史
古くから「安産のハーブティー」とされ、出産後に飲む習慣がありました。
学名:Rubus Idaeus
読み方:ラブス・イデア
Rubus
棘のある低木という意味です。
Idaeus
小アジアのイダ山を指すといわれ、昔はその場所に沢山生えていたからだとされます。
まとめ
- 実は洋菓子を作るときだけでなく、健康にも良い果物です。
- 実だけに目が行きがちですが、葉には妊婦さんの産後のサポートに役立ちます。
あとがき
今回はラズベリーについて解説しました。
私自身も、ラズベリーの実だけにしか用途がないと思っていましたが、実は葉にも効果があることを知り、ハーブの奥深さを知る切っ掛けになりました。
みなさんも是非気になったハーブは調べて、自身の手で育ててみてほしいです。育てる楽しさと収穫する喜び、そして新たな知識を得られると思います。
参考文献
- ハーブのすべてが分かる辞典 ナツメ社 ジャパンハーブソサエティー
- ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
- ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
- ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
- ハーブティー辞典 池田書店 佐々木薫
著:白鴉マキト