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ハーブ解説 Part21 ロサ・カニナ

今回解説するハーブはロサ・カニナ。通称ローズヒップについて解説します。

特徴

別名、ドッグローズとも呼ばれ、ヨーロッパでは一般的なバラです。接木の台木として使われ、やや縦長の光沢のある実を付けます。

Rosa Cania

Cania

犬のという意味です。

歴史

第二次世界大戦時

この当時のイギリスでは物資がなく、ローズヒップのシロップが子どもたちの楽しみだった。さらに、このときの保健省は、ローズヒップの実を採取して配り、ビタミンCの補給源としました。

エピソード

ドッグローズの由来は、実が犬の目の病気や狂犬病に効くと信じられていたほか、剣を意味するダック、どこにでもあったことからイヌなど、諸説あります。

主な成分と作用

ビタミンC

ローズヒップは「ビタミンの爆弾」とも呼ばれ、レモンの約10倍含まれ、疲労時や紫外線が気になるときに飲むと良いでしょう。

さらに、メラニンの生成を防ぐため、シミ予防、付け加えて毛細血管も丈夫にしています。また、コラーゲンの生成にも関わっているので、肌トラブルに効果が期待できます。

利用法

料理

乾燥させた実を酒やすに浸けると、万能に利用できるほか、ジャムなどのお菓子作りのほか、肉料理のソースにも活用できます。

ティー

風や貧血予防、疲れ目にも役立ちます。

健康

ローズヒップオイルにはリノール酸やオレイン酸といった、必須脂肪酸が含まれ、組織の修復に効果が期待できます。

まとめ

ローズヒップはかつてビタミンCの補給源として使われ、現在では美容と健康を支えてくれる可能性を秘めたハーブです。

あとがき

今回はローズヒップについて解説しました。

何度も書いていますが、ビタミンやミネラルが豊富なため、季節の変わり目や寒い季節などにこのティーを飲んで、風邪予防をしてみてはいかがでしょうか?

著:白鴉マキト

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