ハーブの成分

リグナン

リグナンとは?

フェにルプロパン骨格が結合した化合物で、抗菌、抗ウィルス作用があります。

リグナンの種類

リグナン

フェにルプロパン骨格がC8位の測鎖を介して結合した化合物です。

ネオリグナン

フェにルプロパン骨格がC8位の測鎖を介さずに結合している化合物です。

ハイブリッドリグナン

生合成経路の違う物質が混ざりあってできた化合物です。

主なリグナン類

ルジヒドロアイアレチック酸

チャパラル(ハマビシ科)に含まれる単純リグナンで、強い抗酸化作用があります。

シザンドリン

チョウセンゴミシに含まれるリグナンで、チトクロムP_450が誘因となって生じる肝細胞の破壊の効果を反転させます。

チトクロムP_450
解毒、薬物代謝、ステロイドの代謝に関与する酵素のことです。

エンテロラクトン・エンテロディオール

フラックスシードやネトルの根に含まれるリグナンが、腸内細菌によって吸収されやすい形に分解された分子で、これらはエストロゲン様、抗腫瘍、抗酸化作用があります。

最近のリグナン研究結果

ホルモン伝達物質サイクリックAMPを分解するホスホジエステラーゼの抑制やPAF(血小板活性化因子)の拮抗作用、抗高血圧作用、抗酸化作用など、心血管系へ働きかけることが、分かりました。

あとがき

今回はリグナンについて解説しました。

何度も当ブログで書いていますが、ハーブは薬と同じように正しく使わないと、健康を損ない、最悪の場合死に至ることもあるので、十分な知識を持って扱いましょう。

今回の記事はここまでです。またの記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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