今回はあまり知られていない、クリーバーズというハーブについて解説していきます。
目次
特徴
ヨーロッパでは、春になるとどこからともなく生えてくる、雑草のような見た目のハーブ。
しかし、多くの種類がクマリンの製造に必要なアスペルロシドという成分を含み、葉が乾燥する時に狩りたての牧草のような香りがします。
主な成分
アスペルロシド
この成分は体内でプロストグランジン(ホルモンに似た物質で、血管に作用し、子宮を刺激する)に変わるため、製薬会社から注目を浴びました。
各種利用法
健康
- リンパに作用し、リンパ腺の腫れを抑えたりする効果が期待できます。また、ひとのからだは毒素や老廃物の排出をリンパ腺が行っているので、血液浄化薬として処方されているのです。
- 血圧降下作用と発熱時の体温を下げる働きがあり、傷の外用洗浄薬としても使われています。
- クリーバーズはハーブ化粧品やボディケア用品としても使われ、浸出液は顔の色艶をよくすると言われています。
- ヘアケアとしても利用され、フケの防止用のリンスやシャンプー、さらに天然の脱臭剤も作れてしまう事ができるのです。
薬効
- 湿疹や感染、ニキビといった皮膚症状から、リンパ腺の腫れに効果が期待できるハーブです。
- 膀胱炎や尿路感染と言った泌尿器系の症状にも有効です。
料理
中国では野菜として食べられ、ダイエット効果が期待できます。若い葉をサラダにするのが可能です。
その他の品種
ガリウム・オドラトゥム
英語名はWood luff(ウッドラフ)といい、このハーブを白ワインに浸したものがフランス北東部、アルザス地方の特産ワイン、「マイトランク」というお酒があります。
ガリウム・ウェルム
英名でチーズレネットといい、チーズやバターの着色に利用されます。また、内服薬として腎臓や膀胱疾患に有効です。
あとがき
今回はマイナーなハーブ、クリーバーズについて解説しました。
今回のように、あまり知られていないハーブの中にも素晴らしい効果を秘めたハーブがまだまだありますので、後々紹介していきたいと思います。
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今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。