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ハーブ解説 Part71

今回解説するのは、北欧原産のベリーの一種、ビルベリーです。

主な成分:アントシアニン

この成分はよくテレビでも時々取り上げられる成分で、主にブルーベリーに多く含まれ、正しくは青色色素の一部をアントシアニンといいます。作用としては、目に働きかけ視力を回復する効果が期待されます。

特徴

高さは60cmまで成長する北欧原産のベリーで、熟した実はブルーベリーに似ています。栽培が難しく、ほとんどが野生種で、北欧の白夜から身を守るためにアントシアニンが、ブルーベリーに比べ豊富です。そのため、ブルーベリーの仲間では最も視覚機能回復効果が高いです。

各種利用法

調理

酸味が強く、生で食べるのは不向きなため、サプリメントやジャムに加工されます。また、リキュールの香り付けや、ワインに加えることもあります。

健康

アントシアニンを含むベリーの仲間ではトップクラスに多く、ブルーベリーの約三倍含まれます。さらに最近の実験では毛細血管の保護と強壮効果が優れていることが証明され、眼精疲労に効果があります。

糖尿病の合併症による網膜剥離などの予防や、血液の循環を改善する働きから、動脈硬化の予防や末梢血管のトラブル、静脈瘤にも活躍が期待できます。また、毛細血管の透過性の亢進を抑制、正常化し、静脈への白血球の接着が低下するなどの研究結果も上がっています。

歴史

このベリーが目にいいと知られるようになったのは、イギリス空軍パイロットの証言で、ビルベリーのジャムを食べていたと言っていた事から、今日眼に良いハーブとして認知されるようになりました。

学名:Vaccinium myrytillus

読み方:ワクキニウム・ミルティルルス

あとがき

今回はビルベリーについて解説しました。

最近ではサプリメントで栄養が取れる反面、それさえ飲めば健康になれると勘違いしがちですが、実際は日々の食生活を気をつけさえすれば何ら問題はなく、あくまでサプリメントは足りない栄養を補う目的で摂取するようにしましょう。

少しでも多くの人にハーブの魅力が伝わるよう、毎日記事を書いて行きますので宜しくおねがいします。

今回の記事はここまでです。またの記事でお会いしましょう。

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Kemu
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