今回紹介するハーブは、北アメリカのインディアン達から受け継がれたハーブ、ブラックコホシュです。
目次
主な作用
主に更年期や月経といった女性特有の症状に効果があるほか、中枢神経を鎮める作用もあります。
特徴
高さ1~2mまで成長するハーブで、薬効があるのは根の部分です。落葉樹のあるところでよく育ち、5月~6月に小さな花が集まって咲きます。
有効成分があるのは北アメリカのインディアンの人々に昔から知られ、女性の健康問題に効くことから、「女性の根」という別名もあります。
各種利用法
健康
更年期のほてりや寝汗、動悸、頭痛、不眠、情緒不安定、落ち込みといった症状から、けいれん性の生理痛や卵巣の痛み、PMS(月経前症候群)、PCOS(多嚢性卵巣症候群)などに他のハーブと一緒に利用されます。また、ストレスを始め、イライラなどの神経過敏、骨関節炎やリウマチといった痛みから、耳鳴り、めまい等にも活躍します。
ハーブティー
穏やかな土の香りがし、やや苦味があるため、他のハーブと一緒にブレンドしましょう。
歴史
米国初期の入植者たちも、この根を月経不順や出産時に利用し、その後1940年代の研究でいくつかの有効成分が単離抽出され、エストロゲン作用があることがわかりました。その10年後のドイツの調査で、更年期障害に対する天然の薬であることを証明しました。
あとがき
今回はブラックコホシュについて紹介しました。
短いですが今回の記事はここまでです。またの記事でお会いしましょう。