ハーブ一覧

ハーブ解説 Part96

今回紹介するのは、アフリカ原産のブーキューと呼ばれるミカン科のハーブです。

特徴

非耐寒性のハーブで、南アフリカのケープ州に多く自生しています。ほぼすべての品種に刺激的な香りがあるのが特徴です。

アフリカ語で「散布用材」を意味するブーキューは、数種類の品種の俗称で、粉末や医療用、工業用に使用されています。また、最近の研究により、紫外線を遮る効果があることが分かりました。

各種利用法

料理

アフリカ各地のブランデーやワインの香り付けに利用されます。

薬用

浄化、発汗作用に加えて泌尿器系を刺激する効果があり、尿路感染症や胃腸虚弱、痛風、リウマチ、風邪に内服することが可能です。また、マシュマローと合わせて利用することが多いです。

栽培

日向で水捌けの良い土を好み、更に酸性だと尚良いです。最低温度は5℃以上を保ちましょう。繁殖は夏に行い、砂地に挿し木で増やしましょう。

手入れは春に短く切り戻し、こんもりした姿に整え、脇芽を増やしましょう。

収穫

花が咲き、実がなったら葉を集め、乾燥させて浸出液やチンキ剤に加工しましょう。

あとがき

今回はブキューというちょっと変わり種なハーブを紹介しました。

ハーブ=欧州方面というイメージが強く、あまりこちらは聞かないハーブですが、お酒の香り付けに利用されたり医療や工業用に使われることから、私達が知らないだけで実は身近にハーブが使われているのかも知れませんね。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

 

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Kemu
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