ハーブ一覧

ハーブ解説 Part98

今回紹介するハーブは、観賞用としてよく見られるリュウゼツランです。

特徴

多年生の多肉植物で、アメリカ南部~南米までの乾燥地域に自生しており、約300種類ほど存在します。家畜よけの柵として使われる他、品種によってステロイド剤の原料となるヘコゲニンを含みます。

各種利用法

料理

葉の髄液は甘く、柔らかいため野菜として料理に使われます。メキシコではリュウゼツランの樹液を発酵させたアルコール飲料プルケ(puluque)やビノ・メスカル(vino・mescal)の材料となります。

薬用

治癒、抗炎症、利尿作用に加えてホルモン性、殺菌性を含みます。主に消化器系に作用し、消化機能不全、鼓腸、便秘、黄疸、赤痢に内服します。外用薬として火傷や軽いけがに有効です。

肌につくとかぶれることがあるので注意しましょう。

実用

根は石鹸の材料に、粗い繊維はロープ、マット類に加工することができます。

栽培

日向で水捌けの良い土を好みます。最低気温は5℃、繁殖は春、気温21℃くらいになったら種を蒔くか、春から夏にかけて株分けで切り離したものを乾燥させてから植え付けましょう。

冬の間に水をあげすぎると根腐れを起こすことがあるため注意。害虫はコナカイガラムシやイボタムシが付きやすいため、気をつけましょう。

歴史

最初に導入されたのは1893年頃で、

植物の調査を行っていたジャーマンイーストアフリカ社が持ち込み、同社によって利用法も発展していきました。

歴史

今回はリュウゼツランについて解説しました。

このハーブを知ったのはもやしもんという漫画で、リュウゼツランからプルケを作るというシーンが印象に残っています。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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