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ハーブ解説 Part106

今回解説するのは、菜の花やからし菜の仲間であるガーリックマスタードです。

特徴

この種類に含まれる特有のツンとした辛さは、揮発性のオイルと、グリコシドの一種シニグリンという成分によるものです。主にわさびやシロガラシ、クロガラシといった辛さの元もこれらの成分です。

耐寒性の多年草及び二年草で、高さは30cm~1mまで成長し、直立した茎と鮮やかな緑色のいんげん豆に似た葉を付けます。小さな白い花の後に、上向きの円筒状をした身を付けます。また、ヨーロッパの自然保護園芸では、蝶の幼虫の餌として人気があります。

各種利用法

利用部位:葉・茎

料理

若葉をサラダに加えることで、ガーリックの香りのアクセントを加えることができます。

薬効

刺激作用のあるハーブで、感染除去、治癒促進、去痰、抗炎症作用があります。気管支炎、喘息、湿疹には内服し、軽いキズや神経痛、リューマチや痛風といった症状には外用で利用することが可能です。

栽培

耐寒性のある植物で、こぼれ種で増えるほど丈夫で繁殖力が強いです。繁殖は花を咲かせたい場所で春に種をまきましょう。

収穫は、葉と茎を刈り取って絞るか、生及び乾燥させたものを浸出液にし、湿布剤に加工しましょう。

あとがき

今回はガーリックマスタードについて解説しました。

土手やあぜ道でも見かけるほど一般的ですが、春の満開時の景色はとても美しいので、機会があれば、遠くからながめてみてはいかがでしょうか?

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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