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ハーブ解説 Part111

今回紹介するのは、東南アジアに自生しているアルストニアと呼ばれる常緑樹です。

特徴

ミルクのような樹液を出し、この樹液にはアルカロイドの一種インドールを含み、解熱や鎮痙作用といった作用を含みます。

各種利用法

薬効

収れん作用があるため、マラリアや赤痢といった症状に内服することが可能です。また、腸内の寄生虫を駆虫作用もあります。

子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の仕様は危険です。

実用

軽くて柔らかいため加工がしやすく、仮面や棺といった材料になります。また、樹皮を乾燥させて成分抽出液やチンキ剤、煎じ薬にすることができます。

栽培

野生の品種で、まだ栽培の固定化ができていないようです。東南アジアが原産なため寒さに弱いです。ひなたか半日陰の環境で湿り気のある土壌を好み、繁殖をする場合には挿し木で増やしましょう。

あとがき

今回はアルストニアについて紹介しました。

この植物も、熱病治療のために樹皮が採取され、数が激減してしまった植物の一つです。悲しいことですが、このようなことが続くと、貴重な植物がどんどん絶滅して、最終的には治せる病気も治せなくなってしまう。そんな未来になってしまいそうで、私は恐ろしいです。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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