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Codonopsis
ツルニンジン属 キキョウ科
多年生のツル植物30種がヒマラヤ山脈から日本にかけて分布しています。根は紡錘形、小さい葉は鋸歯状で綿毛に覆われています。夏には鐘型で内側に紫色の斑点のあるオリーブグリーン色がかった黄色い単生花を咲かせます。
中国漢方ではこの植物を朝鮮人参の代用として高く評価し、他にもC.pilosula(イースタン・タンジェン)、C.tublosa(ホワイト・タンジェン)など、数種に互換性がある。中国で有名な精力強壮剤”四紳士のスープ”の材料であり、登場したのはAD1200年頃と言われ、他にもカンゾウやビャクジュツなども使われていたようです。
各種利用法
利用部位:根
料理
キビと炒って食すことが出来、強壮食を作るときにも使われ、お米と共に粘りが出るまで煮ることが多いようです。
薬用
甘い加温性のあるハーブで、精力強壮剤に利用されます。主に肝臓、肺、胃に働きかけ、体液の分泌促進や血糖値の上昇、血圧降下作用に加えて免疫機構を刺激する作用もあります。症状に対して精力減退、食欲不振、消化不良、貧血、息切れ、病後の衰弱に内服されます。
栽培
園芸用品種で耐寒性があります。半日陰の脆い土質を好み、繁殖は春か秋に温室の中で種をまくか、春にベイサルシュート挿しを行います。
殆どの種が斜面で栽培され、支柱や大きな植物に誘引されて、花の内側にある複雑な紋様を鑑賞することが出来ます。
あとがき
今回はツルニンジンについて解説しました。
見逃してしまうような植物も薬効があり、歴史にも残ってるのはそれ程使われていたということが伺えますね。
ツルニンジンはチョウセンニンジンの代用となることを知り、使いたいときに切らしてしまった場合なども対処できるようになり、知識はあればある程良いと思いました。
ハーブのブログを半年書いていますがまだまだ知らないハーブがたくさんあり、やはり知識が足りないなと感じていると同時に知らない事が多いです。
勉強する度に新たなことを学べ、いつも新鮮な気持ちで勉強でき、本当に奥が深くて楽しいものに出会えた私は幸運だと思いました。
あとがき
生薬名や学名、属名などを含めると混乱するのは私だけだと思いたい・・・
今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。
拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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