今回解説するのはcornusというミズキ属のハーブです。
目次
cornus
北半球の殆どで見られるこの植物は約45種の高木、低木、半低木と多年草からなります。C.offichinaris(コルヌス・オフィキナリス)は俗名サンシュシュと呼ばれ、中国や日本、韓国に分布します。
ハナミズキ属のほとんどは観賞向きで混植花壇によって簡単に栽培が可能です。花や実だけでなくユニークな樹皮や見事な紅葉も楽しむことが出来ます。
属名はラテン語のCorun「角」が語源で、角に匹敵する固さに由来します。
Corunus offichinaris
読み方:コルヌス・オフィキナリス
落葉性の大木または小木です。樹皮は剥離し卵型の葉は秋に紅葉します。冬の終わりに小さな黄色い花が裸の枝先に咲き、鮮やかな赤い実を付けます。
同じような成分を持つC.frorida(コルヌス・フロリダ)は神経衰弱と緊張性頭痛の強壮剤として利用されるほか、C.serisia(コルヌス・セリシア)はアメリカンレッドオシアと呼ばれ消化不良や下痢、嘔吐の伝統薬に使用されます。
各種利用法
薬用
酸味のある収斂性のハーブで、利尿作用もあります。主に肝臓・腎臓の強壮、止血、血圧降下、寝汗、細菌・真菌感染予防の作用があり、腎臓や肝機能の低下(泌尿器不全、勃起不全)などの症状に内服します。
栽培
園芸品種で耐寒性があります。日向か半日陰の水捌けのよい土地を好みます。繁殖は春か秋に種をまくか夏に挿し木をすることで増やすことが可能です。
あとがき
今回はコルヌスことハナミズキについて解説をしました。
歌のタイトルになった程度の知識しかありませんでしたが、実は薬用になり、硬いという特徴があるとは知らず、ブログを書く度に新たな発見があり、そこが面白いところだと思いました。
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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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