今回解説するのはミカン科のハクセンという精油が豊富に含まれているハーブです。
目次
Dictamnus albus
読み方:ディクタムヌス・アルブス
かつては6種類がこの属に含まれていましたが現在ではこの一種類のみです。東アジア〜ヨーロッパ南西部にかけての乾燥した低木林や松林で見られます
切れ込みがある3〜6対の小さな葉をつける香り良い多年草です。夏に長い雄しべの付いた白かピンクの花が大きな総状花序に付き、その後堅く黒い種子が入った5個に裂ける実を結びます。また、夏期の長い花壇向きの花ですが自然引火しかねない程の精油を含み、傷つけないよう管理しましょう。
英名はバジルに因み、学名はギリシャのクレタ島にあるディクラム山に由来してるとされています。
各種利用法
利用部位:根皮
薬用
苦く、強い香りのあるハーブで解熱、細菌、真菌感染症に効果が期待でき、内容・外用共に皮膚の感染症(特に乾癬と湿疹)、風疹、関節痛、黄胆に有効です。洗浄剤にはクララと合わせて利用することが多いようです。
栽培
園芸用の品種です。耐寒性があり、日当たりの良い中世からアルカリ性の土壌を好み、繁殖は夏の終わりに温室などの屋内などに種をまくが、移植には向かないです。
収穫は秋に根を掘り上げて乾燥させたものを煎じ薬にします。樹脂が付いた皮膚に日光が当たるとかぶれることが有るので注意しましょう。
あとがき
今回はハクセンというみかん科のハーブについて解説をしました。
中々聞かないハーブですが実は漢方でも白癬皮という名前で利用されているようです。
花言葉は「溢れる思い」で普段恥ずかしくて言葉に出来ない感謝の言葉をこの花に込めて贈るのも良いかもしれませんね。
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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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