今回解説するハーブは熱帯雨林が原産のムクロジ科であるハーブDodoneaです。
Dodonea viscosa
読み方:ドドネア・ウィスコサ 英名:Sticky hop bush
密集して横に広がる灌木、または小木。
粘つく黄緑色の葉は長さ13cmになり、緑がかった黄色い花が夏に咲き、丸く黒い種子の入った3枚の翼のある翼果が実ります。
この品種と変種であるD.v.”Purprea”は人気のある庭木です。風の強い場所では良い垣根となり、コンテナに植えれば素敵な葉物となります。
属名はフランドルの王室に仕えた医師で、1554年に本草書を出版したライデン医学部の教授レンバード・ドドエンスにちなんで命名されました。
各種利用法
薬用
強い収斂性のハーブで解熱、鎮痙作用があります。ペルーやビルマ、インド、台湾、オーストラリアのアボリジニを始めとする多くの国々で薬用として使われています。
発熱に内服し、外用薬として歯痛、喉の痛み、傷、虫刺されに有効です。葉には18%ものタンニンを含み、口の中で噛めば葉の痛みに効果が期待できるとされています。
栽培
園芸種で非耐寒性です。日当たりと水はけの良い土壌を好み、最低気温は3~5℃を維持します。
繁殖は春に種を蒔くか、夏の終りに半熟枝挿しで繁殖が可能です。
手入れは春と夏に切り戻し、収穫は葉を夏に摘み、生のものをうがい薬や湿布薬、乾燥させたものを成分抽出液にします。
あとがき
ハウチワマメはムクロジ科で和名だけでは判断が難しいんだなと思いました。
他にも同じような名前でも実際は縁もゆかりもないのにどうしてそんな名前がついたのかという植物も出てくるのでいずれは紹介したいですね。
ハウチワマメの花言葉は「いつも幸せ」、「あなたは私の安らぎ」そして「貪欲」。
貪欲はこの植物が水や肥料を大量に消費することに由来してると言われており、これを知った時はある意味私にあってる言葉だと思いました。
残念ながらトンカマメの花言葉は調べてみたのですがわからずじまいで、もしご存じの方はコメントかTwitterに投稿してくれると嬉しいです。
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