今回はいつものハーブ解説ではなく、前回お世話になった香和堂さんのところで2回目の講座を受けた時の内容の簡単な説明と、感想を書いていきたいと思います。
前回は中医学について学ばせていただきましたが、今回は睡眠について色々教えていただいたので内容をシェア出来ればいいなと思います。
目次
睡眠について
結論から先に書かせていただくと、良い眠りの鍵は『タイミング』と『量』でした。
どういうことかといいますと1つ目は睡眠時間の量で、大体「6時間から7時間半以上」が望ましく、寝るタイミングは睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる「22:00~2:00」の間に寝れば体調面を改善することが出来るとおっしゃっていました。続いて眠りの種類についても簡単に解説します。
ノンレム睡眠とレム睡眠
浅い眠りをレム睡眠、深い眠りをノンレム睡眠といい、この2つの睡眠は1時間半周期で交互にめぐり、それぞれ大きな役割を担っています。
レム睡眠
こちらの睡眠は脳が活発に活動している状態で、記憶の定着や整理をしている状態なため目が頻繁に動くため瞼が痙攣しているようです。
ノンレム睡眠
対してこちらは大脳の活動が停止している状態を指し、脳や身体の肉体疲労を回復している状態です。
続いて睡眠について色々話す上で欠かせないホルモン『メラトニン』についても教えて頂いたので簡単にですが説明させていただきます。
メラトニンとは
体内で合成されるホルモン物質の一種。脳内の松果体という部位で作られ、体温を下げるなどの効果があります。
分泌のメカニズム
光が網膜に到達し、体内時計を通して松果体に信号が送られ、メラトニン分泌が抑制されます。その後、光を浴びた時間から14~16時間後にまた分泌されます。その結果、深部体温が下がり眠りに入りやすくなるということに繋がります。
ここまで色々書いてきてざっくりと睡眠について理解いただけたと思うので、次はより良い睡眠が出来るようにする方法について書いていきます。
睡眠の質を上げる方法
1.朝日を浴びる
朝日を浴びることで体内時計がリセットされてメラトニンの生成がストップするので、カーテンを開けたり、ベランダに出るなどして日光を浴びましょう。
この時晴れていないと意味がないと思いがちでしょうが、天気は関係ないのでとりあえず外に出ればOKという認識で大丈夫だと思います。
2.夕食と入浴のタイミング
可能であれば寝る4時間前に夕食を済ませるのがベストですが、かなり難しいので寝る二時間前には食べておき、腹八分目までに留めておきましょう。また夜は軽くするのも一つの方法です。あまり食べすぎると、消化するためにエネルギーを使いすぎてしまうため眠りにくくなってしまうためです。
入浴は寝る2時間前に入っておくことで深部体温が下がり眠りやすくなりますが、寝る直前にお風呂などに入ってしまうと深部体温が高い状態になってしまうため眠りにくくなるので気をつけましょう。
3.適度にお昼寝を
お昼寝は15~20分程度の短い時間に留めておけば、午後の活動をエネルギッシュに出来ますが、それ以上寝てしまうと夜眠れなくなってしまうので気をつけましょう。
ちなみに私は休みの日は2時間~3時間ほど昼寝をしていたため、休みの日の根付きが悪いということが判明しました。今度から寝すぎないように気をつけます。
4.ブルーライトを避ける
昨今スマホやパソコンをいじりすぎて不眠症になって居ることが問題となっていますが、その原因はディスプレイからのブルーライトによるもので、この光は波長が長く、強力なため目に入ると身体が日光と勘違いしてメラトニンの生成をストップさせてしまい、これが慢性化すると眼精疲労、更に悪化すると黄斑変性になる可能性が出てきます。なので寝る2時間前以降はスマホやパソコンを触らないようにすることが大切です。
ここまでは座学の内容をかいつまんで説明してきましたが、次は実習でアイピローを作ったことと、出していただいたハーブティーとお料理の感想を述べていきます。
アイピロー製作の感想
材料は中布、外布共にシルク100%で手触りが良く、中身はフラックスシードとラベンダーでした。手縫いで行いましたが私は裁縫があまり得意ではないため不格好になりましたが機能的には全く問題がなく、詰めが甘いところも私らしいと思いました。
フラックスシードには穏やかな冷感作用があり、使いすぎた目を癒す効果が期待でき、温めることで目の周りの血流を良くしてリフレッシュすることも可能です。またラベンダーの鎮静作用や炎症を抑える働きもあるので、スマホやパソコンで目を酷使した状態を癒やす事もでき、まさにいまの私に必要なアイテムでした。
出していただいたハーブティー
レモングラスとカモミール、アップルミントの爽やかなブレンドでした。
飲むだけでエネルギーが駆け巡るような感じがし、それでいて優しく励ましてくれるようなまるで旧友に激励されるようなイメージが湧いてきました。このブレンドはリフレッシュにもリラックスにも良さそうだと思いました。
出していただいたお料理
りんごのコンポート
コンポートはよく見かけるのですが、今回出していただいたコンポートはレモングラスとアップルミントと共に煮ていた為かそれぞれの香りが食べた瞬間に鼻に抜けとても美味しかったです。コンポートはそのまま果物を煮るだけというイメージが強かったので目からウロコでした。機会があれば是非試してみたいですね。
オニオンスープ
使ったハーブはバジル、タイム、パセリの3種類で、玉ねぎを野菜ブイヨンと白だしで柔らかく煮たスープでした。シンプルだけど奥深いながらも優しい味で、風邪のときに食べる気力がわかない場合に出されたら、絶対に喜ばれそうだなと思いました。
あとがき
今回は香和堂さんでの講座について語りました。
やっぱりその道のプロだからこそわかりやすく、知識も豊富でいずれ私も人を癒せるような人物になりたいと思い、同時にもっと知識を蓄えて少しでも多くの人に役立てるように精進していきたいという気持ちが強まりました。
兎にも角にも知識が圧倒的に足りず、現段階で人に教えるなんてのは夢のまた夢な気がして、これからも勉強を続けて行こうと思いました。