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ハーブ解説 Part250

はじめのご挨拶

皆さんこんにちは。

今回はヤエムグラというハーブについて解説していきますが皆さんはこのハーブを見たことがあるでしょうか?

実はみなさんが見落としているだけでそこら中に生えているハーブなのです。

いわゆる雑草扱いされて見向きもされませんが実は素晴らしい効能があります。

最後まで読まないとその効果も知らずただの雑草という認識で終わってしまうのは非常に勿体ないと思いませんか?

さらにこのハーブはある飲み物の代用になることも知られておりその方法を知れば驚くこと間違いなしです。

この記事を電車の通勤時間や会社の休憩時間に読むことによってこのハーブの使い方と特性を理解することができますので最後まで読むことをおすすめします。

ヤエムグラの効能

結論から言うとこの植物にはアスペルロシドという成分を豊富に含んでおり製薬業界から注目を浴びています。

まずこのアスペルロシドがどうして製薬会社から注目を浴びているのかというと、まずクマリンという成分について知らなくてはなりません。

クマリン

一般的に抗菌作用や真菌に対して有効に働く抗真菌作用があり、干し草を乾燥させたときのあの香りが実はクマリンの香りなのです。

クマリン

ここで先程述べた抗真菌作用や抗菌作用はジクマロールという成分にのみある働きで血液をサラサラにする作用があります。

余談ですがクマリンの中には光毒性と呼ばれる光に長時間当たると健康な皮膚に害を及ぼすフラノクマリン類があり、これはベルガモットや柑橘系に多く含まれているのでこれらの精油を使った際は日中外に出ないようにしましょう。

もう一つはアフラトキシンと呼ばれる物質で、これはアスペルギルス・フラバスという菌の一種が作り出す毒素で発ガン性物質があります。閑話休題。

このアスペルロシドという成分はプロスタグランジンという成分に変換することができ、ホルモンに似た成分のため血管や子宮に作用するので注目が集まったというわけです。

具体的な薬効

リンパ系統の強壮、お腹の調子を整える緩下剤、尿の量を増やす利尿作用、緩んだ組織を引き締める収れん作用があります。

腺熱や扁桃腺炎、髄膜炎や肝炎、良性の乳腺腫瘍、膀胱炎や組織に膿がたまる膿瘍、水虫などのいわゆる乾癬に内服することが出来ます。

品種によっては末梢血管の強化や肝臓機能の促進、血液を固める作用、平滑筋の痙攣を鎮める鎮痙作用、血栓静脈炎、静脈瘤、胆道閉塞症などにも利用される。

ヤエムグラの利用法

中国では野菜として食べられているほか種子を炒ることでコーヒーの代替物になりますよ。

フランスのアルザス地方では白ワインにこの植物を漬けた特産品の強壮剤Maitrank(マイトランク)があります。また乾燥させたものをポットポプリに入れるのも良いです。

ほかにも中には黄色い色素が取れることからチーズやバターの着色にも利用されます。

まとめ

・クマリンが豊富に含まれる
・コーヒーの代わりになる
・地方によっては特産品や着色料に

あとがき

今回の記事はいかがだったでしょうか?

そこら辺に生えている雑草だと思っていたらメチャクチャ利用価値が高かった。そう思って頂けたのなら幸いです。

このように雑草だからといって甘く見ていると大切なことを見落としてしまう。そんな漢字なことを覚えて頂ければ嬉しいです。

Twitterでは日々ハーブについて発信しているのでフォローするとより深く理解することが出来ますよ。@kemu26559875

それでは今回の記事はここまでとなります。

また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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