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ハハコグサとは?
今回紹介するのは一部の人ににとっては貴重な植物であるハハコグサ。見た目では園芸には向かずハーブとしてもあまり知られていないため影が薄いですがかつてはとある人物に薬効植物として紹介されているのです。
その人物は最後まで読めばわかるのでゆっくり読んでいってください。
早速ハハコグサの生態について解説をします。
ハハコグサの生態
キク科で約150種が世界中に分布しておりヨーロッパや西アジア、北米などの湿った土地で見かけます。どの品種にも柔らかい毛が覆われており、学名のGnaphalium(グナパリウム)はギリシャ語で「柔らかい毛」を意味しています。
高さ4~20cm、大きさ20cmほどの大きさで茎が横に広がりシルバーグレー色をした柄のない葉は約5cmと小さいです。夏に写真のような黄色がかった茶色の花が先端に密生して咲きます。
ニュージーランドの山に生息する品種は高山植物愛好家にとって貴重な存在なため探し求めてる人もいるようです。
続いてこのハーブの利用法について解説していきます。
ハハコグサの利用法
利用部位:全体
薬用
わずかに甘く収斂性のあるハーブで、利尿、消化促進、消炎、発汗促進作用があり、一節では抗うつ、催淫効果があるとされています。内用と外用共に咽頭炎や上気道カタルなどの気管支の炎症に加えて扁桃炎にも有効です。
・カタル=エルダーフラワー、オナモミ、ビタースイート
・喉の感染症=エキナセア、ヤエムグラ
栽培&収穫
寒さに強く日向、半日陰の湿った酸性の土壌を好みます。繁殖は春に種をまけば大丈夫。収穫は花が咲いたら全体を刈り取り成分抽出液、抽出液、チンキに加工することが可能です。
歴史
ニコラス・カルペパーの記録によると”このハーブのジュースにワインとミルクを混ぜたものは、扁桃膿瘍とおたふく風邪の特効薬である。マズそう『英国の医師増補版』”ギリシャでも同じような目的で使用されています。このやり方は葉を煮立てたラードを加えたものに浸して腫れた首に巻くという方法があります。ほかにもインドでは口腔ガンに、中国では咳止めに利用しています。
あとがき
今回の記事はいかがだったでしょうか?
ハハコグサという名前があまり聞かないため知らない方のほうが多いと思いますがれっきとしたハーブです。
このようにまだまだ認知されていないハーブがたくさんあるのでそれらをどんどん発掘して多くの人に知って欲しいなと思います。
今回の記事はここまで。また次回の記事でお会いしましょう。