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ハーブ解説 Part269

Hepaticaとは?

日本ではミスミソウと呼ばれるこのハーブは10種が存在し、北半球の温帯地域に分布しています。

可愛らしい花を咲かせるためロックガーデンやコンテナ栽培に向いています。

それでは早速生態について解説。

ミスミソウの生態

半常緑の多年草でヨーロッパの林地が原産地。

根茎は太く、葉は浅く3つに分かれるのが特徴で、絹のような毛に覆われ、下側は紫色になります。

花は2.5cmと小さく青紫色からピンク、白色などバリエーションは様々。

学名は肝臓に似た葉や花にちなんでギリシャ語のherar。つまり肝臓を語源としているのです。

続いてミスミソウの利用法についてお話します。

ミスミソウの利用法

薬用

作用は以下の通り
・収斂
・利尿
・抗細菌
・治癒促進
・消化管、気管支の穏やかな強壮

効能は肝臓、胆嚢、消化管疾患に内服することができ、外用では軽いけがや白癬に有効です。

栽培と収穫

  • 園芸用品種で寒さに強い。
  • 日陰で湿気のある場所を好む。
  • 腐植土豊富で深い土がベスト。
  • 繁殖は種を蒔くか夏に株分けをすることで増やせます。
手を加えられるのを嫌います。

収穫は春の終わりから初夏にかけて全体を刈り取り、成分浸出液やチンキに加工します。

歴史

ヨーロッパでは古くから薬剤として使われてきた長い歴史を持ちます。

北米初期の入植者たちは各部族が近縁種を焼くように使っているのを知りました。

イギリスのハーバリストニコラス・カルペパーは
”肝臓に活力を与え、丈夫にする”と記録しています。

あとがき

今回の記事はいかがだったでしょうか?

ハーブガーデンやロックガーデンにうってつけなこの植物を育ててみてはいかがでしょうか?

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Kemu
毎日ハーブのあれこれについて更新しています。

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