今回解説するハーブ
ドクダミとは?
おそらく日陰になっているところで見たことがあり、この植物が臭くて近寄りたくないと思う人が多いかと。
そんなドクダミについて知ってもらいたいポイントは3つ
・ドクダミの生態
・ドクダミの使われ方
・ドクダミの栽培ポイント
それではまず生態について解説していきます。
ドクダミの生態
主に中国、日本、ラオス、ベトナムなどの水辺に生息する一属一種の多年草。
独特な香りのある根茎性の植物で茎は直立性で枝分かれします。
先の尖った葉は紫がかった緑色で夏に4枚の白い苞に包まれた円錐花序の花を咲かせる。
理想的な環境だとすごい勢いで繁殖し素晴らしいグラウンドカバーになります。
ドクダミには異なる性質がある。
・日本産=オレンジに似た香り
・中国産=コリアンダーに似た香り
学名をHouttuynia(ホウトゥトゥイニア)といいます。
ドイツの有名な医者でありナチュラリストの『マーチン・フォーチュン』に因む。
次にドクダミの利用法についてご紹介。
ドクダミの意外な用途
ドクダミを使った料理
ベトナムでは魚のシチューやアヒルのゆで卵の付け合せにします。
中国では生で食べるのが主流。
ドクダミの薬用
ドクダミには以下の効能があります。
・刺激 ・解熱
・冷却 ・解毒
・芳香 ・膨張抑制
・利尿
中国漢方では上気道の感染や泌尿器系の炎症に内服され、外用では蛇の噛み傷や皮膚疾患に有効です。
最後に栽培のポイントを抑えていきます。
ドクダミの栽培&収穫
簡潔にポイントをまとめると
・濡れているか半日陰の土地
・繁殖は春か秋に株分けをします
収穫は葉の成長期に刈り取り、煎じ薬にします。
あとがき
今回の記事はいかがだったでしょうか?
ドクダミは臭いが独特なため好き嫌いが分かれますが薬効植物としては有能。
このことだけでも覚えていただければ幸いです。
また次回の記事でお会いしましょう。