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ようこそ
ハーブの情報屋へ
ブログのコンセプト
突然ですが2500、3000、5000この数字はなんだと思いますか?
正解は一般的な記事の文字数です。
しかし当ブログではたったの1000文字から1500文字、多くても3000文字程度の長さ。
その理由は仕事で時間に追われて勉強できない。でも学びを得たい。
そんな向上心はあるけど時間がない方にむけて、ハーブの専門的な知識を無料で学べるものはないかと考えました。
そこで分かりやすく簡潔にハーブの情報をまとめたものを会社の休憩時間や通勤時間などのスキマ時間で学べるようにしたのがこのブログです。
なので一つの記事につき、わずか5分程度の時間で効率よく専門的なハーブの知識を無料で学ぶことができる。
それがハーブの情報屋なのです。
さぁ、ハーブの新たな知識をシェアします。
ヒドラスチスとは?
北米先住民が古くから薬用に使っていたハーブでそれが入植者に受け継がれ、現在でも使われている。
ヒドラスチスの生態
見た目の特徴は
・黄色い根茎の多年草
・葉は深い鋸歯で掌状
・花は緑がかった白い花
・赤い実がみのるが食べられない
2種類存在し北米と意外にも日本に分布している。
珍しい上に栽培が難しいハーブのため1909年頃は1ポンドあたり1.50ドルと高値で取引されていました。
ちなみに普通のハーブは2.5~5セントだったのでいかに高かったかが伺えるかと思います。
ヒドラスチスの使われ方
薬効が優秀ゆえに起きてしまう悲劇もあるのです。
ヒドラスチスの
素晴らしい薬効
止血、炎症を抑える消炎、唾液分泌の促進、子宮の収縮、腸からの排便を促す緩下作用があり、以下の効能が。
・カタル
・月経痛
・副鼻腔炎
・月経過多
・産後の出血
・骨盤腹膜炎
・消化性潰瘍
・消化機能不全
ヒドラスチスの主成分でバーベリーというハーブと同じような使い方ができます。
外用でも次の症状に利用できます。
・湿疹
・結膜炎
・歯周病
・耳の炎症
・膣の感染症
妊娠中と高血圧の患者には使用してはならない。
有益な腸内細菌も殺してしまうので使用の際は短期間のみ(最大3ヶ月まで)
ヒドラスチス
栽培の方法
寒さに強く、日陰で水はけの良い肥沃な土壌を好みます。
土の酸性度はph6.0~7.0がベストです。
繁殖は秋に種を蒔くか休眠期に株分けをして増やします。
ただし種子からの繁殖は時間がかかる。
ヒドラスチスの収穫方法
根茎は秋に根っこを掘り上げて乾燥させたものを次のように加工します。
・錠剤
・煎じ薬
・チンキ
・成分抽出液
ヒドラスチスが過去に
どんな使われ方をしたか?
簡潔に言うと北米先住民が様々な用途に利用していました。
特にチェロキー族は足で潰したものを虫除けの軟膏に、煎じ薬を目の痛みや消化機能不全に用いていた。
後に入植者が来て家庭常備薬となり米国薬局方に追加されました。
しかし何世紀にも渡り利用し続けたため野生では著しく減少。その結果価値が上がり続けている。
1992年にTRAF-FICは”取引されている野生のヒドラスチス全てが絶滅の危機に瀕している”という声明を出しました。
まとめ
様々な症状に使われるハーブ。しかし野生でしか供給できないため絶滅が心配される。
それでは今回の記事はここまでとなります。
また次回の記事でお会いしましょう。