セイヨウヒイラギとは?
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クリスマスの室内飾りに欠かせない植物ですが、あるお茶の仲間でもあるのです。
セイヨウヒイラギの生態
小さな常緑樹及び落葉の低木と高木400種が存在し、特にアジアや南北アメリカの熱帯夜温帯地域に分布。
艶のある革質の葉は縁が波打ち尖っています。夏に開花し小さなオフホワイトで香りがいいのが特徴。
雄株と雌株が存在し雌株の実は赤くて美味しそうですが有毒。
最も栽培されているのは今回取り上げるセイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)で西ヨーロッパや南ヨーロッパで栽培されます。
じつは世界三大ティーの一つ「マテ」もヒイラギの仲間。
セイヨウヒイラギの
活用法
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ここで取り上げるのは北米産のIlex aquifoliumという品種です。
セイヨウヒイラギの
薬効
苦い収斂性のハーブで身体全体の機能を高める強壮作用に加え、尿の量を増やす利尿作用と熱を下げる解熱作用がある。
対応する症状は以下の通り
・マラリア
・リューマチ
・気管支炎
・インフルエンザ
セイヨウヒイラギの
意外な歴史
クリスマスで使われることは少し触れましたがちゃんと意味もあるのです。
元々ヒイラギを飾るのは異教徒の習慣でしたが、冬の休止状態でも生命が継続していることの象徴なのです。
北米先住民が儀式で用いるドリンクですが催吐剤として扱われます。
セイヨウヒイラギの
栽培方法
園芸用品種でこの品種は日向か半日陰を好みます。
収穫は夏の初めに葉を摘み取り、乾燥させたものを成分抽出液や浸出液に加工。
セイヨウヒイラギの変種
ウィンターベリーの生態
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雌の木は紫がかった緑色の小枝に真紅の実がなり、大きい肉厚のトゲトゲしています。
さらに縁には不規則で鮮やかな黄色い縁取りがあるのが特徴です。
ウィンターベリーの
薬効
セイヨウヒイラギ同様苦味のある収斂性のあるハーブで殺菌性、強壮作用、緩下作用があります。
次の症状に利用することが可能です。
・発熱
・肝炎
・黄疸
・壊疽
・ヘルペス
・皮膚の炎症
ウィンターベリーの
栽培方法
こちらも園芸用品種ですがこちらは湿気の多い環境でも耐えることが可能です。
繁殖は夏に挿し木をすることで増やせます。
セイヨウヒイラギ同様、美味しそうな赤い実をつけますが有毒なので食べてはいけません。
まとめ
セイヨウヒイラギもウィンターベリーもクリスマスの室内飾りとして優秀。
さらに薬効はありますがオススメしかねます。
それでは今回はここまでとなります。
また次回の記事でお会いしましょう。