今回は世界を変えたハーブ第7弾、キニーネについてです。
キニーネ
最初のマラリヤ剤
17世紀末にマラリヤ治療のためにキナの皮の需要が世界中で広まり、ペルーやボリビアなどから船に積まれて出荷されました。
1820年、アルカロイドのキニーネが分離されると産出量の高い品種を求めて熾烈な競争が起こりました。
選ばれたのはボリビアキナノキ。かつてないほどのアルカロイドを含有しており、ジャワのオランダ人プランテーションは世界のキニーネ市場を独占することが出来ました。
キニーネの栽培
ジャワ島で栽培されているキナノキ。マラリア治療薬を得るために樹皮の需要が高まった結果アルカロイドが豊富な品種を求めて盛んに調査が行われました。
第二次大戦後に合成マラリアが開発され、後にDDTという農薬が散布されて蚊は激減した。しかし、後に作られた合成薬に耐性を持ってしまいました。