今回解説するのはAcanthus mollisというキツネノマゴ属のハーブです。
Acanthus mollisとは?
多年生草本植物で白い花に濃い紫色の苞葉があるのが特徴。主に南ヨーロッパ及び北西アフリカに分布。和名ではハアザミと呼ばれている。
Acanthus mollisの
伝統的な利用法
血液を浄化し熱を下げると言われている。ハアザミを調整した生薬製剤は外傷を清潔にし、治療するために外用していた。
さらに関節を丈夫にして骨折の治療に利用できると考えられていた。
イタリアでは乾癬の治療にハアザミの葉を用いていました。
Acanthus mollis
薬効
基礎研究から葉の抽出物からは抗炎症作用が示されていましたが、伝統的な利用の妥当性や可能性はさらなる生理活性を解明する必要があるようです。
Acanthus mollis
まとめ
伝統的に炎症や皮膚の傷に対して使われ、薬効成分が含まれていることは判明していますがどうして作用するところまでは研究が進んでいません。