今回はマメ科植物のCyamopsis teragonoloba。通称グアー、クラスター豆と呼ばれるハーブについて解説していきます。
Cyamopsis
teragonolobaとは?
主にインドで家畜の飼料用に栽培されているハーブで、南北アメリカやオーストラリアの一部の地域で栽培されています。
主に利用するのは種子の中にある胚乳部分。
Cyamopsis teragonoloba
伝統的な使われ方
食材としての利用が主な用途なのですが現地のインドでは下剤として使われます。また胃潰瘍や糖尿病の治療薬としても利用されているのです。
Cyamopsis teragonoloba
科学的な評価
グアーの胚乳を砕いて作られるグアーガムは血糖値を下げ、食物が胃から小腸へ排出される速度を遅延させる効果に加え、高コレステロールの抑制に用いられます。
そのため糖尿病の食事療法に用いられているのです。
ほかにも粘度を高める作用があるので錠剤や懸濁剤(個体の錠剤を液体にする基材)に利用されています。
Cyamopsis teragonoloba
まとめ
インド原産のマメ科植物で現地では下剤として使われていますが、科学的な使われ方は食事療法で糖尿病患者に対して用いられています。