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ハーブの情報屋へ
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突然ですが2500、3000、5000この数字はなんだと思いますか?
正解は一般的な記事の文字数です。
しかし当ブログではたったの1000文字から1500文字、多くても3000文字程度の長さ。
その理由は仕事で時間に追われて勉強できない。でも学びを得たい。
そんな向上心はあるけど時間がとれないという方にむけて、ハーブの専門的な知識を無料で学べるものはないかと考えました。
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そのため一つの記事につき、わずか5分程度の時間で効率よく専門的なハーブの知識を無料で学ぶことができる。
それがハーブの情報屋なのです。
さぁ、新たなハーブの知識を学んでいきましょう
突然ですが皆さんはレンギョウと呼ばれる生薬をご存知でしょうか?
中国の伝統医学である「中医学」。その中で基本となる50種の生薬の中の一つで長い歴史を持っているのです。
そんなレンギョウもといForsythida suspendaについて紹介していきます。
Forsythida suspenda
中国が原産の寒さに強い落葉性灌木。枝はほうきのように広がり、春になると枝先に山吹色の花をたくさん咲かせます。
Forsythida suspenda
学名の由来
Forsythidaはイギリスの王立園芸協会の創設者の一人、ウィリアム・フォーサイスという人物に因んでいます。
ウィリアム氏はケンジントンの王族の住居にあった王立庭園を監督し、イギリス初のロックガーデンを作りました。
suspendaはラテン語で垂れ下がったという意味の形容詞で、枝が垂れ下がっている様子を指す。ちなみに垂れ下がった枝が地面に着けばそこから根が出ることも。
このsuspendaは英語のsuspense「一時延期、未決、疑惑」やズボンが下がるのを防止するsuspenderに派生します。
学名を付けた人物
学名はウィリアム・フォーサイスに因んでいますがこの植物を記録したのはスウェーデン人のシュンベルクという学者、後にデンマークの植物学者ヴァールがイボタノキ属Ligustrumから独立させてForsythidaと分類。
つまるところウィリアム・フォーサイスとはなんら関わりがないのです。
Forsythida suspenda
作用や主成分はどのようなものがあるか?
Forsythida suspenda
薬効
夏から秋にかけて成熟直前の果実を採取。新しく大粒のものが良品。
抗菌、抗ウィルス、吐き気を抑える鎮吐、抗炎症作用があります。
苦い収斂性のハーブで神経系統、心臓、胆嚢の刺激、利尿、解熱、細菌感染除去などの作用があります。
剤形は煎じ薬が多く急性の感染症、扁桃腺炎、尿路感染症、アレルギー性発疹、網膜出血に内服。
漢方では消炎、利尿、解毒、排膿に利用され、以下の漢方薬に使われます。
・治頭瘡一方(ちずそういっぽう)
・響声破笛丸(キョウテキハテキガン)
Forsythida suspenda
含まれる成分
主成分:フォルシチアシド
リグナン
・アルクチイン
・アルクチゲニン
・フィリリン
・マタイレシノール
・ピノレシノール
・ピノレシノールグルコシド
フェネチルアルコール配糖体
・フォルシチアシド
・サスペンサシド
フラボノイド
・ルチン
トリテルペノイド
・オレアノール酸
Forsythida suspenda
伝統的な利用法
中医学では果実が寄生虫、吹き出物、皮膚感染症、月経不順に用いられた。
葉も見とは違う使い方ができこちらは喉の痛み、高血圧、乳がん、下痢に内服し、根も風邪、発熱、黄疸に使いました。
Forsythida suspenda
まとめ
古くから使われていることもありすべての部位が薬草となる素晴らしい植物なのですぞ。