今回解説するのは“アメリカノリノキ Hydrangea arborescens”と呼ばれるアジサイ科の植物。
アジサイには毒があってほとんど観賞用というイメージが強いと思われますが、じつは薬用に使われる品種も存在するのです。
そんなアメリカノリノキの生態は次の通り。
目次
アメリカノリノキの生態
Hydrangea arborescens
アメリカ東部原産の落葉性灌木。
夏の終りに黄色みがかった白い花を散房花序に付け、徐々に緑色に変化するのが特徴。
アメリカノリノキの
伝統的な利用法
主に利用するのは葉っぱと根の部分。
根を泌尿器系の疾患に使用してきた長い歴史があり、根の煎剤は伝統的に腎結石や膀胱刺激症状、リウマチを緩和する治療薬として利用されていました。
葉は下剤や利尿剤となると考えられていました。
アメリカノリノキ
科学的な評価
尿路結石や泌尿器疾患の改善に効果が期待できるがまだ研究不足なのが実情。
生薬として利用する場合副作用の可能性が懸念されている。
アメリカノリノキ
まとめ
アジサイの仲間で泌尿器系の症状に使われていた。現状研究不足で伝統的な利用法の裏が取れてないです。
この植物の研究が進めば泌尿器系の症状に悩んでいる人の悩みを解決できそうだと思いました。