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ハーブ解説 Part358

今回解説するのはチコリの花にとても良く似ているアステルという花についてです。

Aster tatalicus

読み方:アステル・タタリスク

背の高い多年生の植物です。高さは1.5m~2mと大型となり、長い茎と天辺が平らな直径5cm程のデイジーに似た花を咲かせるのが特徴です。

中国では薬用として栽培されていますが、西欧ではほとんど見られません。

各種利用法

利用部位:根

薬用

刺激、去痰、気道の感染浄化促進作用があり、慢性気管支炎や肺結核に内服します。

また、去痰作用を高めるために蜂蜜と混ぜて処方されることも多いようです。

栽培

半日陰の湿った土壌を好みます。春に挿きか秋に株分けで増やす事ができます。

注意点として乾燥状態が続くとうどんこ病になることがあるので気をつけましょう。

歴史

このハーブが登場したのは隋や唐の時代であるAD200年頃と言われ、中国漢方にその名前が既にありました。

属名であるミケルマス・デイジーは北米種につけられた俗称で、グレゴリオ暦(現代の太陽暦)が制定されるとき、聖ミカエル祭とこの花の咲く時期が重なったためについた俗称です。

アステルまとめ

チコリのようなデイジーのような淡い色の花を咲かせるハーブで伝統的に蜂蜜と混ぜて去痰剤として利用されていました。

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