今回は日本で春の七草に数えられるナズナをハーブの視点でご紹介。
目次
Capsella
耐寒性のある一年草または二年草で、5種が温帯と温かい地域に分布しています。ハート型のさやから「羊飼いの財布」や「魔女のポーチ」などの俗称があるようです。
caosella burusa-patoris
読み方:カプセルラ・ブルサーパトリス
切れ込みのない葉や根本の羽状葉がロゼッタ状に生え、枝分かれした茎にも小さな葉がついています。小さい白い花が年中咲き、ハート型のさやを付けます。
各種利用法
利用部位:全草
料理
葉はビタミンA やCを豊富に含み、サラダに加えると良いです。
薬用
収斂、利尿作用に加えて泌尿器系の殺菌作用や血液凝固作用のあるハーブです。
内服、外用ともに止血作用があり、特に月経過多、血尿、内痔核、外傷などに利用できます。また、膀胱炎用の内服薬、静脈瘤の外用薬も存在します。
中国漢方では血液を冷やす生薬としての一面もあり、上記の効果に加えて高血圧や産後の出産に利用されることがあります。
栽培
栽培種で耐寒性があります。基本的にはどんな土壌にも耐えるほど丈夫で、こぼれ種で増えるほど繁殖力が旺盛です。
収穫は春の終わりから夏にかけて全草を刈り取り、生で使用するか束にして乾燥させたものを成分抽出液などに加工しましょう。
歴史
1000年の間食料とされてきた歴史があり、その種子はトーロンマン(泥炭地そうから発見された紀元前4世紀頃のミイラ)の胃や、トルコのチャタル・ヒュユク遺跡から発見された。
Capsella
まとめ
非常に繁殖力が強くどこでも栽培ができるほか、かつては食料として食べられていた。
さらに血液を止める止血作用に加えて高血圧などに利用されることも。
あとがき
雑草として扱われていましたがかつては食料だったという植物はたくさんあるのでそれを調べるのも面白いかも知れませんね。
今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。
拙い記事ではありますがこれからも書き続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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