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ハーブ解説 Part394

今回解説するのは「コレウスフォレスコリ」と呼ばれるシソ科のハーブです。

Plectranthus
生態

インドが原産の多年生植物。熱帯原産ですが干ばつに強い一方、多少の霜にも耐えることができます。

日当たりの良い場所か木漏れ日のもとで育つのです。手入れは花が咲き終わったら切り戻しましょう。

葉には刺激的な香りがあり、春から夏にかけて穂状花序の青い花を咲かせます。

Plectranthus
伝統的な利用法

利用部位:葉・花

インドの伝統医学アーユルヴェーダではこの植物を調整した生薬製剤を以下の症状に用いていました。

対応症
・心臓病
・痙攣
・けいれん性の痛み
・排尿痛

南アメリカでは脂っこい料理やアルコールによる消化不良、さらに発熱の治療にコレリウスの葉を用いていました。

またほかの植物と組み合わせてマラリアにも使っていました。

Plectranthus
科学的な評価

根っこにはフォルスコリンと呼ばれる化合物が含まれ、体内でホルモンに対する細胞の反応を調整する働きがあるのです。

さらに葉にはローズマリーに多く含まれるロスマリン酸を含み、基礎研究によって抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用が示されています。

また実験では葉の抽出物が痙攣治療に使えるとして注目されています。

Plectranthus
まとめ

インド原産のシソ科ハーブ。伝統医療では心臓病や痙攣に用いられていた。

根にはフォルスコリン、葉にはロスマリン酸を含んでいるため抗炎症作用などがあるのです。

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