今回は花の王様と呼ばれるボタン Paeonia suffruticosaをハーブの観点からご紹介。
ボタン 概要
Paeonia-suffruticosa
このハーブが使われ始めたのはおよそ12世紀。シャクヤクと比べてかなり登場が遅い。
中国漢方書『珍珠嚢(著:張 元素)』に初めて記載され、栽培種や野生種関わらずそれぞれに薬効があると考えられていました。
ボタン 見た目の特徴
太い節のある焦げ茶色の根と深い切れ込みのある緑色をしている葉を持つ多年草。
一重の深紅色やピンクから白といったカラーバリエーションが豊富な花を咲かせます。
ボタンの薬効
Paeonia-suffruticosa
利用部位:根皮
生薬名:牡丹皮
苦辛い鎮静性のハーブで
・鎮静
・抗細菌
・血液冷却
・血圧降下
・抗アレルギー
などの効能がある。
次の症状に生のものを使う。
◇発熱
◇鼻血
◇潰瘍
◇腫れ物
◇過敏症
◇胃腸炎
◇月経困難症
循環器の停滞には炒めたものを、止血には炭化したものを内服することが可能です。
ボタン まとめ
Paeonia-suffruticosa
花の王様と呼ばれ観賞用に栽培されることが多いが薬効に優れている。
具体的には熱を持った疾患を鎮めてくれる。
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@けむさん
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。