今回は英語名でセルフヒールと呼ばれる「セイヨウウツボグサ」を伝統的な利用法と科学的な評価を紹介。
セイヨウウツボグサ 生態
Prunella vulgaris
耐寒性があるヨーロッパ原産の多年生植物で、赤みがかった茎が匍匐枝(ランナー)を出して広がる。晩春に紫色の花を咲かせ、秋まで見ることが可能。つまり花期が長いということですね。
草地で育ち、土壌を選ばず生育します。
セイヨウウツボグサ 伝統利用
利用部位:地上部分
伝統的に湿布にして外傷の治療に用いていました。
イギリスのハーバリストニコラス・カルペパーはこの植物の英語名、セルフヒールは「怪我をしても自分で治療ができる」ことに因んでいます。現代のハーバリストも外傷に用いるほか、喉と口内の感染症にうがい薬として処方している。
また伝統中医学では肝臓病にも使われる。
セイヨウウツボグサ
科学的評価
科学的研究から抗ウィルスさようと穏やかな抗癌作用があることが判明している。
セイヨウウツボグサ
まとめ
セルフヒールと呼ばれる程の効能は現在でも利用され、外傷はもちろん感染症にも有効。