今回は豆料理のお供であるキダチハッカ、もといサマーセイボリーの伝統的な利用法と科学的評価についてご紹介。
いつものように生態について触れます。
目次
サマーセイボリー
Satureja hortensis
北アフリカとヨーロッパ南部、中東、中央アジアを原産とする一年生シソ科植物。
夏に筒状の薄紫色の花を咲かせ、葉は茶色がかった緑色をしている。ボーダー花壇の彩りに使うのもオススメ。
サマーセイボリー
伝統利用
利用部分:地上部
消化不良や筋肉痛、骨の痛み、様々な感染症治療に薬用として用いられていたほか、かつてはこの植物が痩せ薬として信じられ、鼓腸の予防にもなると考えられていた。
人類の歴史ではイングランドの植民者が北アメリカに移住するときこのハーブを携えていった。
サマーセイボリー
科学的評価
葉から抽出されるエッセンシャルオイルは抗炎症作用と抗菌作用のあるチモールが多く含まれている。
サマーセイボリー
まとめ
北アフリカなどを原産とするシソ科の植物で消化不良や筋肉痛に効果が期待できる。タイムに含まれるチモールも含んでいるので抗菌作用もある。