今回解説するのは、ショウガ科のハーブである、ナンキョウ。
目次
ナンキョウ
概要
◇学名:Languas galangal
◇和名:ナンキョウ
◇英名:greater galangal
◇ラオス名:カー、ランカス
熱帯アジアが原産のショウガやターメリックの仲間。トムヤムクンスープに欠かせない。
日本でナンキョウが手に入らなかった頃は、やむを得ず、生姜を代用としていた。
ナンキョウ
香味
生姜に似た香りだが香りは弱いが、フローラル調でありながら、バナナや松に似た香りがする。
中国では薬用に使われ、ベトナムではナンキョウの代わりにリュウキョウと呼ばれる近縁種が使われる。
ナンキョウの
薬効
もっぱら生の根が利用され、下痢止めや吐き気止め、腹部の膨満感を取り除く、寄生虫の駆虫に用いられている。
ナンキョウ
調理法
インドネシアでは、ちまきに入れる肉餡、揚げた干し魚、豆類に絡める甘いシロップなどの香り付けに。
スリランカではスパイスティーに入れられ、ジンジャーと使い分けている。