今回はキャリアオイルの代表格、「アーモンドオイル」の成分と作用について解説。
目次
アーモンドオイル
学名:Purunus amygdalus Batsch
var.amara
英名:Bitter armond oil
科名:バラ科
主生産地
・フランス
・アメリカ
・イタリア
・スペイン
採油部位と製法
種子の仁核を水蒸気蒸留。 採油率1.3-1.7%
性状と香り
無色から淡い黄色
非常に強いベンズ臭とむせるような香りのする液体。
小アジア及び中央アジア一体が原産とされている。
古くは防腐を目的に利用されていたが、核仁オイルには毒性が含まれているため、青酸を除去してから出荷される。
オイルは、仁に含まれている配糖体Amygdalinを加水分解して得られる良質のベンズアルデヒドを大量に含む。
キャリアオイルで使われるものはアーモンドのナッツを圧搾したもの。
主成分
・ベンズアルデヒド(96%)
・安息香酸(0.4%)
・ベンジルアルコール(0.3%)
他若干の成分が含まれる
機能性
◇抗菌作用
◇抗真菌作用
◇防腐作用
◇抗ウィルス作用
◇局所麻酔作用 他
利用法としては防腐剤、抗菌剤など。
注意事項
使用実績はないが、皮膚刺激が強いため希釈濃度に気をつける。