エッセンシャルオイル解説

Part5 アンジェリカシード

今回は、名前に天使が入っている“アンジェリカ・シード・オイル”についての解説記事です。

アンジェリカ・シード・オイル
概要

学 名:Angelica archangelica
英 名:Angelica seed oil
属 名:ヨーロッパトウキ
科 名:セリ科

3年サイクルの二年草で、直根と全裂葉をつけ、3年目に緑がかった白い花を休憩の散形花序につける。

花後に種ができると、その株は役目を終えて枯れる。

太い葉柄は50cm、茎は高さ1-2mと大型になり、上部は枝分かれして夏に花が咲く。

もともとは根に薬効があり、使用されていたが、葉も種子も使用されていた模様。

植物精油類のみで香水を調合する場合、アンブレッドシードと共に動物性香気の代替として利用できる。

採油率は1-2%で、種子を水蒸気蒸留することで作れる。

主な生産地

・ベルギー
・オランダ
・イギリス
・中国
・フランス
・ドイツ

性状と香調

淡い黄色。甘く、セロリのようなやや青臭くデリケートな香りを持つ液体。

主成分

・β-フェランドレン
・β-ピネン
・α-ピネン
・α-フェランドレン
・ミルセン
・α-ヒュムレン
・β-カリオフィレン
・α-コパエン
・α-ジンジベレン
・ゲルマクレンD
・p-サイメン
・サビネン
・カンフェン

機能性&有用性

機能

・強壮刺激
・駆風

有用性

・消化不良
・腸炎

まとめ

セロリに似た香りのするエッセンシャルオイルで、腸に対して効果が期待できる。

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