今回は、名前に天使が入っている“アンジェリカ・シード・オイル”についての解説記事です。
目次
アンジェリカ・シード・オイル
概要
学 名:Angelica archangelica
英 名:Angelica seed oil
属 名:ヨーロッパトウキ
科 名:セリ科
3年サイクルの二年草で、直根と全裂葉をつけ、3年目に緑がかった白い花を休憩の散形花序につける。
花後に種ができると、その株は役目を終えて枯れる。
太い葉柄は50cm、茎は高さ1-2mと大型になり、上部は枝分かれして夏に花が咲く。
もともとは根に薬効があり、使用されていたが、葉も種子も使用されていた模様。
植物精油類のみで香水を調合する場合、アンブレッドシードと共に動物性香気の代替として利用できる。
採油率は1-2%で、種子を水蒸気蒸留することで作れる。
主な生産地
・ベルギー
・オランダ
・イギリス
・中国
・フランス
・ドイツ
性状と香調
淡い黄色。甘く、セロリのようなやや青臭くデリケートな香りを持つ液体。
主成分
・β-フェランドレン
・β-ピネン
・α-ピネン
・α-フェランドレン
・ミルセン
・α-ヒュムレン
・β-カリオフィレン
・α-コパエン
・α-ジンジベレン
・ゲルマクレンD
・p-サイメン
・サビネン
・カンフェン
他
機能性&有用性
機能
・強壮刺激
・駆風
他
有用性
・消化不良
・腸炎
他
まとめ
セロリに似た香りのするエッセンシャルオイルで、腸に対して効果が期待できる。