コスタス
概要
学名:Saussrea lappa Clarke
英名:Costus
科名:キク科
採油部位と製法
根を水蒸気蒸留。採油量は乾燥した物から0.3-1%程度。
主な生産地
・ネパール
・インド
・中国
ヒマラヤ山系北西部、特にカシミール地方に生育する多年生の草木。
鉱山渓谷の傾斜面高度500-1000フィートの湿度がある草原に生育し、高さ2mにも達するキク科に属する植物の根を乾燥させて利用する。
この植物の成分は根にあり、ほぼセスキテルペン類型の成分で構成され、「木香」「唐木工」として珍重される。
生薬原料としても利用されているほか、芳香健胃剤、薫香料、防虫剤などに用いられているが、精油のデータは殆どない。
性状と香調
淡い黄色から褐色で、スミレ、ベチバー、アイリスが混ざったような香りを持つ粘性の液体。
主成分
ディハイドロコスチラクトン
βエレメン
βカリオフィレン
αイオノン
ゲラニルアセトン
有用性&機能性
骨関節治療作用