エッセンシャルオイル解説

Part58 スパイクナード

スパイクナード
基本情報

学名:Nardostachy jatamansi de Candolle
英名:Spikenard
科名:オミナエシ科

採油部位と製法

根を水蒸気蒸留。採油量は1.5-1.9%程度。

主な生産地

○ネパール
○チベット
○インド

スパイクナード
概要

高度3000-5000mの乾燥した針葉樹林の中、矮性シャクナゲやジュニパーの茂みに自生する。ほかにも石だらけの山の斜面、あるいは氷河源の泥炭地帯にある窪地など、極限下の環境に自生している。

若い苗は10-60cm程度で多少毛があるが、下部には毛がないことが多い。有用部分の根はゴツゴツとしていて、木質化した葉柄に覆われている。

紀元前800年頃から数多くの病に対して使用されており、ネパールでは抗てんかん薬、ヒンドゥー医学では神経の強壮、利尿、去痰剤、工夫剤などの使用が記載されている。

ほかにもインドやネパール治療学でも多くの使用方法が報告されている。

性状と香調

黄色から暗褐色で、土臭さの中に爽やかな草の香りがする。

主成分

αパチュレン
βグルジョネン
1-ハイドロキシアリストロレネロン
パチュリアルコール
セシルレネン
βイオノン
βパチュレン
アリストロレノン
αグルジョネン
1,8シネオール
αピネン
など

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