Part454~Part460

ハーブ解説 Part456 パチュリ

今回はパチュリについて解説していきます。

パチュリ
基本情報

学名:Pogostemon cablin
英名:Patcouli
原産地:インド、マレーシア
属:ヒゲオシベ属
科:シソ科
利用部位:葉、オイル

多年草と亜低木のやく70種が存在する。ミントとサンダルウッドを混ぜたような香りが特徴で、パチョリーという香料の原料に利用される。

この香料はかつてインド産であることの証明でもあった。1860年代にヨーロッパで流行し、1960年代ごろ注目を集めた。

 

収斂、殺菌、加温性のハーブで、香りが持続して広くいきわたるという性質がある。

期待できる効能として
・利尿
・解熱
・鎮静
・催淫
・嘔吐抑制
・神経系統に強壮
・消化管機能改善
などが期待できる。

属名はギリシャ語のPogon(ひげ)とstemon(めしべ)に由来し、花糸のなかにひげがあることに因む。

西欧だとパチョリオイルは伝染病の蔓延を防ぐと考えられていたため広く利用されてきた。

品種群

学名:Pogostemon cablin
英名:Patcouli

細い毛に覆われた多年草で、葉は卵型または三角形に近く、長さ12cm程度。

すみれ色の花糸を持ち、同じくすみれ色をした白い穂状花序につき、高さ14cm程度。

パチュリ
利用法の一例

実用

葉はポットポプリに加えるほか、オイルは香水に欠かせない成分。

実用

オイルは衛生用品、化粧品、口臭予防薬、お香に利用される。また殺虫、殺菌剤にもなる。

薬効

内服

・風邪
・頭痛
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・吐き気

外用

・口臭
・蛇の咬み傷
・皮膚の真菌感染症
・惨出性湿疹
・ニキビ
・アカギレ
・トビヒ

アロマテラピー

・精神消耗
・うつ
・ストレスによる不調
・性欲減退
・不感症

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Kemu
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