Part61~Part70

Part64 タイム

基本情報

学名:Thymus vulgaris L
英名:Thymu oil
別名:タチジャコウソウ
科名:シソ科

概要

学名の語源は「香りを薫らす」という意味のThyinから薫香のThmonとなり、それがラテン語のThymusになったといわれている。

最も一般的に使われるのはコモンタイムと呼ばれる品種。

芳香のある直立性の常緑低木で高さ10-30cm程度。茎は細いが固い枝が双生。

葉は緑色で楕円形。柔らかい毛で覆われ、短い葉柄またはそもそもないというパターンが多い。

市販されているものでは赤と白の精油で分かれ、前者は蒸留したものが鉄分とくっついて赤くなっている。後者は精製したもの。

タイム種はヨーロッパのアロマテラピー業界では「ケモタイプ」の代表品種でとても重要な精油類。

採油部位と製法:全草を水蒸気蒸留

タイムのケモタイプ

タイムオイル・ゲラニオール

ローズに似た香りがする。

タイムオイル・ツヤノール

ミントとユーカリを合わせたような香り。

タイムオイル・パラサイメン

フェノール臭が強めの香り。

タイムオイル・リナロール

フロールなさわやかな香りを持つ。

タイムオイル
主成分

チモール
p-サイメン
γ-テルピネン
リナロール
カルバクロール
ミルセン
テルピネン-4-オール
α-ツエン
t-ツヤノール
その他多くの成分を含む。

機能性

・抗酸化作用
・血小板活性抑制
・抗気管支炎
・去痰作用
・充血作用
・防虫作用
・抗菌作用
・抗真菌作用
・抗ウィルス作用
・駆虫作用
・アセチルコリンエステラーゼ活性抑制
・麻酔作用
・強壮刺激作用
・鎮痛作用

有用性

・抗菌、防カビ剤
・腸内寄生虫駆除
・腰痛、坐骨神経痛
・リウマチ治療
・各種感染症
・ニキビ治療
・口内炎
・慢性気管支炎

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Kemu
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