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ハーブ解説 Part35 オリーブ

今回は、オリーブオイルとしてよく使われる、オリーブについて解説します。

特徴

初夏にクリーム色の花をつけ、8月~9月に実を付けます。実を利用する時は黒紫色に完熟する前に収穫して加工します。

オリーブは香川県の県花、県木となっていて、現在の生育北限は岩手県まで伸び、多くの地域で栽培されています。

主な作用と効能

オレイン酸

オリーブの種子から絞った不飽和脂肪酸の一種で、コレステロールを下げる効果が期待できます。

ギリシャ神話

ギリシャの首都の支配権を巡り、勝利の女神アテネと海の神ポセイドンが争い、市民の生活に役立つものを選び、市民が投票して票数の多いほうが勝ちというルールで、ポセイドンは塩、アテネはオリーブを丘に芽生えさせました。

その結果、アテネが勝利して支配権を得て、彼女の名前を冠する首都が誕生しました。

ノアの方舟の物語

旧約聖書では、箱から放った鳩がオリーブの若枝を加えて戻ってきたことで、洪水の終わりを知るなどという理由から、、オリーブは希望と繁栄のシンボルとなりました。

利用法

料理

果実

渋抜きして塩漬けに加工します。果肉から1番絞りのものをエクストラバージンオイルと言います。

乾燥させたものをお茶にすることができ、ヘルペスや風邪の初期症状の緩和に役立つほか、血圧を下げて、尿酸値を下げる効果が期待できます。

健康

外用として利用することも可能で、虫刺されのかゆみを緩和できるほか、頭皮や髪の乾燥にも使え、日焼けムラを防ぐことができます。

歴史

紀元前2~3世紀頃から栽培されていたとされ、スペインのマジョルカ島では樹齢1000年を超える大木が多数存在しており、今もなお実を付けています。

日本

残っている栽培記録では、長崎県の祟福寺での記録で、1761年です。

明治時代に各地で栽培が試みられ、1910年にアメリカから持ち込まれた苗木が、小豆島で根付きました。

あとがき

今回はオリーブについて解説しました。

料理をしたことがある人なら、使ったことがあるであろうオイルですが、いくらコレステロールを下げるといっても、カロリーはあるので、使用には適量使うようにしましょう。

今日まで書き続けることができたのは読んでくださっている人のおかげです。本当にありがとうございます。これからも拙い記事ではありますが続けていこうと思うので、どうか応援して下さると大変嬉しく思います。

今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

著:白鴉マキト

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Kemu
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