今回解説するのは、古くから食べられてきましたが現在ではめっきり見かける機会が減った、アケビです。
目次
主な作用
塩化カリウムを多く含み強い利尿作用があります。また、循環器系、泌尿器系、女性器への刺激作用があります。
特徴
蔓性多年生植物で、中国、韓国、日本に分布しています。園芸品種として栽培され、葉は小さく切れ込み、甘い実がなるのが特徴です。
各種利用法
料理
果実をそのまま食用にできますが、種子が多いです。果皮は詰め物の容器となります。秋田県では種子を油の原料として用います。
薬用
リューマチ性関節炎や無月経、乳汁分泌作用などがあり、女性特有の症状に内服します。漢方では木通(もくつう)と呼ばれ利用されています。民間療法ではアケビ茶を飲用する他、おできなどの患部を浸出液で洗うという方法があります。
実用
木質化したつるは工芸品として利用され、折れにくいのが特徴です。
栽培
霜に強く、日向で水捌けの良い土地を好みます。繁殖は秋に種子をまくか、夏に半熟枝差しで増やしましょう。
また、アケビは自身の花粉で受粉できないため、異なる品種との混植が必要です。
あとがき
今回はアケビについて解説しました。
当然ながら、日本にも「薬草」と呼ばれるものは多数存在しており、民間療法として伝えられているものもありますので、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか?
今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。