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ハーブ解説 Part104

今回紹介するのは、水中性のハーブである、ウォータープランツというハーブです。

特徴

耐凍性で浅い水に生息するハーブです。花がきれいなため、庭の池や湖に植えられることが多いです。また、かつては狂犬病に効くとされ、「狂犬草」という別名がありました。

品種の中には中国漢方に使われるものも存在しており、その漢方で使われていた品種はA.P orientale(アリスマ・プランタゴ・オリエンターレ)という品種だとされています。

各種利用法

利用部位:根

薬用

甘い冷却作用のあるハーブで、血圧、コレステロール、血糖値低下作用があります。また、心臓動脈疾患や体液保持、急性の下痢には内服しすることが可能です。

漢方としての効能は、難聴や耳鳴り、めまいを症状とする腎機能不全の治療薬として扱われます。

栽培

水深25cm位が望ましいです。繁殖には夏の終りに種を蒔くか、春に株分けをしましょう。収穫は開花前に根を掘り上げて乾燥させたものを、煎じ薬にすることが可能です。

学名:alisma aquatica

読み方:アリスマ・アクアティカ

arisuma=オオバコに似ているため
aquatica=水性のという意味です。

あとがき

今回はウォータープランツについて解説しました。

地上だけでなく、水中にも適応しているハーブは本当にどこにでも生きるポテンシャルを秘めており、その可能性はまさに無限にありそうですね。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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