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ハーブ解説 Part105

今回解説するハーブは、かつてアメリカで強壮剤として使われていた、アレトゥリスというハーブです。

特徴

北米及びアジア東部が原産のユリ科植物で、北米のインディアン、コトーバ族という部族が、お茶にして赤痢の治療薬にしていました。

そしてこの方法を入植者たちが受け継ぎました。その後1831年~1926年の間、強壮剤として米国薬局方に記載されていました。

苦さと甘さが混ざった石鹸のような味が特徴で、特に消化管や女性の骨盤内の諸器官を鎮める効果があるとされています。

各種利用法

利用部位:根

薬用

便秘による腹痛、消化不良や食欲不振、月経困難症、子宮脱といった症状に内服することができます。

根茎は必ず乾燥させてから使用しましょう。生のままで使用すると下痢、腹痛、目眩を起こす可能性があるためです。

栽培

野生種で、耐霜性があり、日向の水捌けの良い土壌を好みます。土は砂混じりのピートが適しています。繁殖には春に種を蒔きましょう。

収穫は花が咲き終わる夏のおわりに掘り上げて、乾燥させたものを成分抽出液、粉末に加工しましょう。

あとがき

今回はアレトゥリウスについて解説しました。

ハーブの中には、まだ栽培が難しく量産できないような品種も多く、自然のものに頼らざるを得ない事が多いです。その結果絶滅してしまうこともあるので、栽培方法が確立するよう技術の進歩が望まれます。

今回の記事はここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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