今回解説するのは、お酒のつまみとして食べられることの多いカシューナッツです。
目次
特徴
実が食用として食べれることで有名ですが、それ以外の部分にも薬効があり、様々な使われ方をするハーブです。主な産地は中南米や西インド諸島で、寒さに弱い非耐寒性の高木です。
各種利用法
利用部位:葉・樹皮・実・種子
食用
果実は牛乳の代用になるカシューミルクに、種子は香りがよくそのまま食べてもよし、料理に使ってよしの食材です。
実用
殻から取れるオイルはブレーキランニングオイル、合成ゴム、木材や紙の防虫剤としても利用されます。
薬効
樹皮と葉のエキス、実のジュースは内服することで、下痢、インフルエンザに効果が期待できるほか、アフリカの南西部の民間療法では葉と樹皮の浸剤が利用され、外用として歯と歯肉痛にも使われることがあります。
また、生の殻から抽出されるエキスは、ハンセン病、白癬、イボ、魚の目に塗ることで症状を和らげることが可能とされています。
オイルは皮膚に付着するとかぶれてしまうほか、気化したオイルを吸入すると刺激を受けるので、気をつけましょう。
栽培
日向で水捌けの良い砂地で湿潤な環境を好むほか、最低気温18℃以上。さらに生長期には十分な湿気が必要です。
葉は随時摘み取り乾燥させ、実は果肉とジュースに、殻からオイルを絞ることが可能です。
あとがき
今回はカシューについて解説しました。
カシューナッツ位しか知りませんでしたが、調べてみると工業製品や薬品などになりうるマルチハーブであることを知りました。
皆さんも、普段口にしている物が意外な形で使われているという発見があるかもしれないので、掘り下げて調べてみてはいかがでしょうか?
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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。