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ハーブ解説 Part135

今回は“Marrbium マルビウム”。属名ではホアハウンドと呼ばれるハーブについてご紹介

Marrbiumとは?

一年草と多年草を含む約30種がヨーロッパ全土と地中海沿岸に分布しています。

Marrbium vulgare

読み方:マルルビウム・ウルガレ

リンゴのような香りのする木本性の多年草で、鋸歯のあるグレーグリーンの葉はベルベットのように白い毛で覆われているのが特徴です。夏にはオフホワイトの花が咲きます。

学名の語源は、かつてのイタリアの都市Maria urbsという説と、ヘブライ語で「苦いジュース」という意味のmarroboという単語が語源であるという2つの説があります。

各種利用法

薬用

苦い芳香性のハーブで、消炎、鎮痙、殺菌、去痰、作用に加え、発汗、胆汁分泌の促進、心臓への鎮静作用があります。現代で使われている最も一般的な形は、キャンディーにして胸部疾患による気管支炎や咳を抑えるために舐めるという形です。

内服としては気管支炎、喘息、カタル、胸部疾患による咳、チフス、動悸に使われ、外用としては軽いキズや皮膚の発疹に有効です。

栽培

日向の水捌けの良いアルカリ性の土壌を好み、繁殖は挿し木か種子をまくことで増やすことが可能です。非常に繁殖力が強くどんなに過酷な土地でも耐えられるため、オーストラリアでは雑草とみなされ、法規制及び駆除対象となっています。

歴史

初めて咳の治療に使われたのは古代エジプト時代でした。他の使われ方としては、木についたシャクトリムシの駆除やホアハウンドビールの製造にも利用されていました。また、ユダヤ人が過えつのまつりで使用するのもこのハーブです。

Mrrbium
まとめ

今回はホアハウンドについて解説しました。

このハーブは単体で使うことはもちろん、ショウガやコルツフットといったハーブと合わせることで気管支の充血を抑えることが出来ます。

なのでぶり返すような咳が何日も続くようでしたら、このハーブを使うという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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@けむさん
今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。

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Kemu
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