今回解説するハーブは、ケシ科の植物であるコリダスという植物です。
目次
Corydalis
一年草、多年草約300種が広く北半球の温帯と低山帯に分布しており、筒状花で球根性、群生するという特徴を持ちます。
Corydalis solida
塊茎の多年草で茎は直立性、葉はシダのように分裂しています。春にはほぼ真っすぐな紫色の花が頂点に咲きます。またそっくりな品種でCorydalis cava(コリダリス・カヴァ)が存在し、違いは中空で塊茎を持ち、西寄りに分布しているという点です。
各種利用法
利用部位:塊茎
薬用
鎮痛作用があり、循環器系の刺激、鎮痙、吐き気防止、鎮静、抗菌作用があり、また甲状腺、副腎皮質にも作用するという研究結果が出ています。不眠症、月経痛、外傷、腰痛による興奮状態の鎮静に内服されます。
このハーブは少なくとも8世紀頃から鎮静剤として利用され、同世代の陳常子によるomission from the Materia medica(本草経より削除)で言及されています。
栽培
園芸用の品種です、腐植土豊富な湿った土地を好みます。夏には地表部分は完全に枯れていしまうため、植えた場所に目印をつけると良いでしょう。繁殖は早春に種を蒔くか塊茎の休眠期に株分けで増やしましょう。収穫は休眠期の塊茎を煎じ薬に加工します。
あとがき
今回はコルヌスというハーブについて解説をしました。
多くのハーブは有用ですが危険なものもあるので、扱いには十分に気をつけましょう。
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今回の記事はここまでとなります。また次回の記事でお会いしましょう。
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・ハーブの歴史百科 原書房 キャロライン・ホームズ
・ハーブの歴史 原書房 ゲイリー・アレン
・ハーバリストのための薬用科学 フレグランス・ジャーナル社 アンドリュー・ペンゲリー
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・ハーブ大全 小学館 リチャードメイビー
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