今回解説するのはBuddleja offichnalis。和名ではバタフライブッシュと呼ばれるハーブ。
目次
Buddleja offichnalisの
生態
中国原産のゴマノハグサ科であるハーブ。春に花を咲かせる落葉性の灌木で19世紀のはじめにヨーロッパで栽培されていた。
芳香と豊富な蜜が多いため蝶がよく集まってくるのです。そのため英語ではbutterfly bush。「チョウの灌木」と言われるのも納得です。
痩せた土地でも育つ頑丈な根を持ち、その強さはなんとコンクリートさえもぶち抜いてしまうので植える場所には気をつけましょう。
Buddleja offichnalis
伝統的な利用法
主に使われるのは地上の部分でこの花から取れる抽出物が中医学で眼病の治療、血管破裂の治療に用いられていました。
葉と花の抽出物はドリラも淋病や肝炎の治療に使われていた。
葉の抽出物は喘息や咳そして気管支炎の治療に利用。
Buddleja offichnalis
科学的な評価
いくつかの臨床データから、緑内障やドライアイなど眼病に対して用いることが支持されています。
基礎研究によると抽出物に含まれているフラボノイド化合物は涙管の活動を調節し、目の潤いを保つ働きが示唆されているのです。