今回解説するのはLithosperum offichinale(セイヨウムラサキ)というハーブについて解説していきます。
Lithosperum offichinaleとは?
ヨーロッパ原産の多年生植物で※ヘッジローや森林地帯の縁に生息しています。
夏に緑がかった白色の花を咲かせ、堅い果実が実り、属名の由来はlithos「石」とspermum「種子」に由来する。
※ヘッジローとは農地や共有地などの境界となる大規模な低木の生け垣
Lithosperum offichinale
伝統的な利用法
主に利用するのは葉、根、種子の3つ。熟した種子は膀胱結石や関節炎、熱病を治療するのに用いられていました。
葉は鎮静剤として、根は天然痘や麻疹、腎臓と腸管の障害に服用された。
今もハーブ療法家によっては腎臓と腸管の疾患に強壮剤としてセイヨウムラサキを処方しています。
科学的な評価
このハーブも残念なことに伝統的な利用法の成分についてほとんどわかっていないため、誰か研究してくれませんかね?
Lithosperum offichinale
まとめ
伝統的に感染症に使われ、腸管などの症状に使われることもあるが、有効成分はまだわかっていないのが現状。